平成8年3月議会

                        平成8年3月議会

 ○質問内容
    ごみ問題について
    指定袋制度導入について   

議長答弁を求めます。
市民部長 本宮議員さんのごみ問題についてのご質疑にお答えをいたします。

 指定袋制度の導入につきましては、当初予算に関連の予算をご提案し、本年10月からの実施の予定で作業を進めているところでございます。まず、ご質疑の第1点目の指定袋の全国及び県下各市の導入の状況でございますが、平成5年6月、厚生省が実施いたしました全市町村3,236団体を対象にした調査の結果を申し上げます一般の家庭ごみの排出に当たり、排出の仕方を指定袋、ステッカーなど何らかの形で指定している団体は、全体で40.7%に当たるl,317団体でございます。また、これを市と町村で分けてみますと、市が18.7%の124団体、町村が46.4%の1,193団体となっており、市におきましても、人口規模の小さい市ほど割合が高くなっているのが実情のようでございます。しかしながら、この調査時点からら3年近くたっております現在では、その間にかなりな市でも導入をしているものと思われます。例えば本市と人口規模、産業構造などが似ている、いわゆる類似都市が全国で33市ございますが、昨年6月本市が独自にアンケート調査をいたしました結果では、66.7%に当たる22市が既に導入をいたしております。また、県内12市では、北条市が昭和63年度、西條市、東予市が平成6年度、宇和島市が本年1月から既に指定袋制度を導入済みであり、松山市、大洲市がモデル地区での実施をいたしており、その他の市につきましても導入の方向で検討をしているようでございます。

 続きまして、第2点目の指定袋導入後のメリットについてでございますが、現在の集積所の状況は、黒や青やスーパーのレジ袋など、不透明な袋での排出が非常に目立っておりますこの中には割れ瓶やカセット式ガスボンベなどの危険物も混入し、分別が不徹底である場合が多くなっております。また、年に4回実施いたしております、ごみの種類を分析した組成分析の平成6年度の平均でございますが、可燃ごみの中にプラスチック類などの不燃物が約20%含まれております。また、不燃物の中には約15%の可燃ごみと、本来資源ごみで分別している空き缶が約20%含まれており、合わせて約35%が不燃物以外のごみでございます。
 また、制度的にみずからの責任において適正に処理しなければならない事業活動に伴って生じた廃棄物が集積所に多く出されているのが見受けられます。このためこれらの問題や、これまで自治会であっせんをしていただいた指定袋の状況などを十分認識いたしまして、検討を重ねた結果、指定袋制度を導入しようとするものでございます。そして、この結果、収集作業の効率化と安全性が図られ、処理施設の爆発防止や作業員の安全を確保し、なお施設を良好な状態でできるだけ長く使っていけるような効率的な運営を行うことができ、さらに多量にごみを排出する方には応分の費用負担をお願いすることにより、市民のごみ減量、資源化への意欲を高め、環境問題など総合的な意識の高揚も図れるものと考えております。

 次に、第3点目の導入に当たっての市民への周知徹底の方法についてでございます。ごみの問題につきましては、特に市民の皆さん方のご理解とご協力が不可欠であり、これまでも連合自治会、婦人団体であります今治市ごみ減量運動推進会、「モア・クリーン今治」推進助成連絡協議会など、各種団体の役員さんを中心にご協力をお願いしてまいりましたが、基本的なご同意をいただけたところでございます。今後は自治会ごとに説明会を開催して、市民の皆さんに周知を図り、ご協力を得ていきたいと考えております。さらに、市の広報では4月1日号を初め、毎月15日号にシリーズとして掲載するほか、広報車、有線放送、そして公共施設へのポスター掲示などを通じて、市民の皆さんへの周知を図っていく考えでございます。また、事業所に対しましても、関係団体を通した働きかけや、文書などによりまして排出ルールの徹底、過剰包装の自粛、ごみの減量、再資源化を呼びかけるなど、協力要請をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 以上でございます。

質問内容
国道196号今治バイパスについて
(現在の進捗状況と今後の見通しについて)
今治・小松自動車道について
(現在の進捗状況と今後の見通しについて)

都市開発部長 本宮議員さんの国道196号今治バイパスと、それから今治・小松自動車道、この二つの幹線道路の整備事業についてのご質問にお答え申し上げます。

 いずれも過去の経過、それから進捗状況と今後の課題あるいは見通しについてのお尋ねであったかと思います。
 まず、国道196号今治バイパスでございますが、先ほど言われましたように、昭和48年に建設省直轄事業としてスタートいたしております。4車線の基本幅員30メートルの計画でございまして当初は宅間から長沢まで全長13.4キロの予定でありましたが後に孫兵衛作の方面へ700メートル延長されまして、現在では総延長14.1キロの計画になってございます。事業化と同時に今治市としましても、地元の対応、あるいは用地買収などにつきまして、全面的にご協力をしてまいりましたが、特に昭和54年に用地国債を導入いたしましてからは、土地開発公社が国から委託を受けまして、用地買収に直接取り組んできたという経過がございます。幸い関係の方々のご理解とご協力をいただきまして、現在は宅間から高市まで約8.47キロの間が暫定2車線で供用されておるわけでございます。未供用区間の改良工事につきましては、平成7年度に郷桜井と長沢、両地区におきまして実施をいたしてきておりまして、8年度におきましても引き続いて残りの区間の工事が行われることになっております。それに加えまして、4車線化の工事も一部着手されることになっておりまして、市民の森付近の工事が計画されておるというふうに聞いております。
 なお、用地取得につきましては、現在までにほとんどの買収を終わっておりまして、近々100%完了する見込みでこざいます。ところで、全線供用の時期の問題でございますが、西瀬戸自動車道の完成に合わせて暫定2車線で供用する予定であると聞いております。全線4車線化の時期につきましては、現時点では明らかにされておりません。しかしながら、既に供用開始されている区間の状況を見ましても、地域の生活道路として非常に多くの方々によく利用されておりまして、このことからも、また新々港湾の完成や、本四架橋の開通を迎えて、一日も早い4車線供用が望まれるわけでございます。この点引き続き関係機関へ強く働きかけてまいりたいと考えております。

 次に、今治・小松自動車道についてでございます。
 この道路は、先ほど言われましたように、全線23キロの4車線のいわゆる高規格幹線道路でございまして、やはり建設省の直轄事業でございます。市民の森のところから小松までの間が計画区間でございますが、まず第1期工事として、長沢の今治東インターチェンジから小松のジャンクションまでの13キロの区間が第1期施行区間でございまして、平成4年以降、東の方から順次各地区におきまして、設計協議や用地測量、用地交渉などを進めてきておるところでございます。用地買収につきましては、地元の方々のご協力のもと順調に進んでおりまして、現時点で申しますと、用地買収率は1期区間全体の約50%に達している状況でございます。小松町や東予市では既に工事に取りかかっておるようでございます。今治市域内では、長沢と孫兵衛作地区が1期区間に該当するわけでございますが、この両地区におきましては、平成6年2月から建設省と県、市が地元対策協議会との間で設計協議を進めてまいりました。先ほど言われましたように、長沢の2期分の扱いというような問題、そのほか困難な問題もございましたけれども、地元の方々の格別のご理解をいただきまして、設計協議もまとまりまして、幅ぐい打設、用地調査へと進んでまいりました。現在孫兵衛作地区においては、用地交渉も行っておりまして、できればこの3月中にも契約調印に持ち込みたいと、そういった状況まで来ております。また、長沢におきましても、8年度の早い時期に契約をさしていただくという計画で準備を行っております。

 以上のような現況でございますが、本路線の第1期区間は、やはり本四に合わせて供用することを目指しております。率直に申しまして、予算面など非常に厳しい状況もございますけれども、市としても国や県に協力して最善の努力をしなければならないというふうに考えております。
 先ほどの今治バイパスの4車線化、それから今治・小松自動車道の1期区間を早期に完成すること、それから最後におっしゃられましたけれども、今治・小松の残りの区間について早く事業化すること、この3点いずれも国の事業でございますけれども、これらはこれから架橋時代を迎える今治地域にとりましては、ネットワーク上、極めて重要な課題であるというふうに、私ども大変心配しておるわけでございます。期成同盟会や県の方とも十分連携を取りまして、国会議員初め関係の方々のご支援もいただきまして、地域の実情をよく理解していただくように、国の方へはたびたび陳情しておりますけれども、今後とも非常に予算が厳しい中ではありますけれども、この地域の事業の進捗に力を入れていただくように、懸命に働きかけてまいりたいと存じますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。

 以上でございます。

市長   本宮議員さん質問についてお答えをいたします。

 ごみ問題につきまして、指定袋制度の導入につきましてお尋ねがございました。市民部長から詳細答弁をいたしましたとおりでございます。この問題は、まちづくりにつきましても大変重要な課題だというふうに認識をいたしております。今や交通戦争と並んでという、それ以上にごみ戦争と言われるぐらい、都市におきますごみ問題は、今治市のみならず全国的にも大変重要な課題でございまして、ごみをどういう形で処理するかという過程の中で、改めて言うまでもございませんが、ごみの減量、資源化、そしてリサイクルということと結びつきまして、そういう形でごみの適切処理をしたい。それからもう一つは、従来はほとんど行政費の中で、いわば税金でこのごみ処理対策をしてまいりましたが、今後は有料制を適用すべきだと、特にごみ処理に対する有料化の導入の方がより適切に処理されるんだという考え方、かなり強くあります。

 ご存じのように、全国市長会でも平成3年だと思いますが、特別委員会をつくりまして、この問題について協議をいたしまして、市長会として答申をしましたんですが、その中にもいわゆるごみの有料化へ踏み切るという方向がかなり強く望まれてる答申を出しました。実は、この指定袋制度の中には、その考え方の前提になる考え方がありまして、ごみ処理のあらゆる政策の基本は、分別収集でございます。もう改めて言うまでもございませんが、その分別収集を進めていくために指定袋制度がどうしても効果的であり、現状では必要だという認識と、市としてごみ問題について大変ご協力をいただいて、積極的に進めていただいておりました、自治会を中心にした関係団体の皆さん方からも積極的なご提案もございまして、市としてもこの制度に踏み切ることにしたわけでございます。ただ、ご指摘のように、いろんな問題ございまして、この施策が、この制度が適切に運営されるかどうかということが、将来へのごみ処理への基本的な解決やら糸口になりますし、またこの問題を適切に処理していくためには、どうしても市民の皆さんのご理解とご協力が必要でございます。そういう意味で、私たちは単に制度を運用するということだけではなくして、市民の皆さんへの徹底した普及、啓蒙、宣伝をすることによりまして、そのご理解とご協力をいただきたいと思ってますし、そのためには単に市民部清掃課の問題だけではなくして、全市、市政の最大の課題の一つとして取り組んでまいりたいと考えております。本宮議員さんを初め議員の皆さん方の今後一層のご理解、ご指導、ご協力をお願いする次第でございます。一生懸命やりますので、また今後具体的にいろいろご提案やご疑問ございましたら、ご指導いただきたいと思います。

 次に、国道196号線今治バイパス及び今治・小松自動車道につきましては、都市開発部長から詳細、現状及びその方法、問題点等についてご説明申し上げましたとおりでございます。今治市のまちづくりの基幹であります、流通拠点都市の根幹をなします、この幹線道路のネットワークの実現化には全力を挙げて取り組んでまいりましたし、今後も最大課題の一つとして取り組んでいきたいと思ってます。先ほど問題点についてのお話をいたしましたので、私からあえて重ねて申し上げませんし、また関係の皆さんからも積極的にご協力をいただいてまいりました。国や県はもちろんですけど、地元の皆さんにも大変熱心にご協力をいただいてまいりまして、比較的円滑に進んでおることと認識をいたしておりますが、何しろ全体的な国の予算の大変厳しい状況の中で、道路網についてはやらなければならない課題が全国的に抱えておりますので、私どもが思うほどに進まないので、多少心配をしている向きもあるわけでございます。特に、今治バイパスの全線4車線化の問題、あるいは今治・小松自動車道の問題等々、心配をするわけでございますが、最大の心配は今治バイパスが少なくとも2車線で長沢まででき上がるだろうということは、ほぼ実現の見通しがついてますし、全線4車線化まではいかなくっても、4車線化への手がかりも何とかそれまでにできるだろうという期待もしておりますが、一番心配しておりますのは、今治・小松自動車道が果たして平成10年、橋の開通までにつなげるように事業を仕上げてくれるかということでございます。もちろん今治市の問題につきましてもありますし、お隣の周桑郡や東予市の問題もありますが、国としてはとにかく暫定2車線でぜひつなげるように全力を挙げたいということで、積極的に事業を進めていただいておりますし、そういう認識も深く持ってくださっておりますので、私どももできるご協力はしながら、促進をしてまいりたいと、このように思いますので、今後一層のご指導を賜りますようにお願い申し上げます。

再質問(本宮勇)

答弁を求めます。

市民部長 本宮議員さんのごみ問題についての再度のご質問にお答えいたします。

 指定袋の導入に伴いまして、不法投棄がふえるのではないか、またそのことによる対応はどうかというご質問の内容であったと思います。この制度の導入によりまして、ごみステーション以外への不法投棄がふえるのではないかというご指摘につきましては、私どももそのことにつきまして心配をいたしております。先ほども申し上げましたように、昨年6月本市が独自でアンケート調査をいたしました、指定袋を導入しております全国22市の状況を見てみますと、指定袋導入により不法投棄がふえたかという質問については、ほとんどの自治体において、心配はしていたが導入後も余り変わらないとの回答でございました。しかし、二、三の市におきましては、若干ふえたとの回答もございます。したがいまして、本市といたしましては、議員さんのご指摘の人目につきにくい山林や畑等への不法投棄に対しましては、今治地方局内に関係市町村、所轄の警察署及び海上保安庁の担当責任者等で構成、設置されております不法役棄防止対策協議会の方々と連携を取り、定期的な合同パトロールの実施、及び不法投棄防止に関する意識啓発に今まで以上に努めてまいりたいと考えております。

 また、東予市の火災の件について触れられましたが、私どももあの新聞記事を読みまして、すぐ東予市の担当課に電話で照会をしてみました。確かにこの指定袋の導入と因果関係があることは否定できないとの回答をいただきました。当市といたしましては、平成5年度から簡易焼却炉の補助制度によりまして、その火災防止あるいは自家処理の推進を進めてまいりましたが、平成6年度の実績で申し上げますと、49基の助成をいたしておりますし、これまでの累計が93基でございますので、こうしたことによりまして、火災を未然に防いでいきたいと考えております。
 また、施設の受け入れ態勢の時間延長の件につきましても、今後各自治体への説明を進めていく中で、いろいろなご意見、ご要望も出てまいることと考えておりますが、それらの動向を見ながら人員配置や施設面、また地元のご理解、ご協力をいただけるかなどの点を十分検討してまいりたいと考えておりますが、対応すべき課題と考えております。いずれにいたしましても、このごみ指定袋の問題は、大変難しいいろいろな問題がございますので、市民の皆様、また周辺の町村とも十分連絡を取りまして、円滑に導入していけるよう努力をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をお願いしたいと思います。

 以上でございます。

議長   以上で答弁は終わりました。
議会報告目次へ



市政に関する御意見・御希望が御座いましたら下記アドレスへメール下さい。
Email to ; tomato@mbox.ozone.ne.jp

ホーム自己紹介議員活動|議会報告|トマト通信|
今治市の話題後援会リンク四方山話本宮いさむ

Copy right (c) 1996 wordeye Allright reserved Imabari Ehime Japan