- 視察研修報告 -
------------------------------------------------------------------------
▼愛媛県議会水資源対策特別委員会県外視察研修
愛媛県議会水資源対策特別委員会県外視察研修
視察日  1月22日から23日
視察先  神奈川県
参加者  議員16人、随行職員6人

神奈川県議会 1月22日(火)
神奈川県は人口849万人(149.3万人)、面積は2414平方キロメートル(5676平方キロメートル)、37市町村(70市町村)、1人あたりの県民所得は327万円(243万円)、平成13年度当初予算は1兆7017億円(7124億円)であります。
議員定数は法定定数120人(53人)、条例定数107人(52人)、現員105人(51人)、欠員2人(1人)であります。 (愛媛県の数字)議会には8つの常任委員会と8つ特別委員会があります。(愛媛県議会には6つの常任委員会と3つの特別委員会が設置されています)

県の執行部から 1月22日(火)
・ 水源の森林づくり事業について

事業の概要について 1月22日(火)
1) 目的
ダム上流を中心とした水源地域の森林について、水源かん養機能等の公益的機能を高めるため、適切な整備を進めていくことを目的として、水源地域の森林(約6万ha)内、私有林(約4万ha)の7割(約2万8千ha)について、平成9年度から平成31年度までの23年間で、県が管理・支援することとしています。

2) 水源林の公的管理・支援の手法について
水源の森林づくりでは、新たな4つの手法で、私有林の公的管理・支援を行っています。

・ 協力協約
水源の森林づくりに協力して、森林所有者が森林を整備する場合に、経費の一部を助成する。

・水源分収林
成長過程にある人工林を森林所有者に代わって整備する。

・ 水源林整備協定
森林所有者から森林を借り上げ、森林を整備する。

・ 買い取り
貴重な森林や水源地域の保全上重要な森林を買い入れ、保全・整備を行う。

3) 目標とする林型について
水源かん養機能など森林の持つ公益的機能を高めるため、スギ・ヒノキの人工林では、巨木林や複層林、混交林づくりを進めるとともに、広葉樹林では、適切な手入れを行い、多彩で活力ある森林づくりを進めています。

・ 巨木林
樹齢100年以上の樹木からなる森林

・ 複層林
それぞれ年齢の異なった樹木が層になっている森林

・ 混交林
針葉樹と広葉樹からなる森林

・ 広葉樹林
広葉樹からなる郷土の森林

事業の進捗状況 1月22日(火)
1) 水源林の確保
平成9年度から平成12年度までに3603haを確保、平成13年度は新たに620haを確保することとしています。2)水源林の整備について
平成12年度までに1888haを整備し、平成13年度中に新たに715haを整備することにしています。

事業費は
平成13年度までの5年間で約84億円を注ぎこんでいます。

・ 水源地域交流の里づくりについて
交流を中心とした水源地域活性化(交流の里づくり)
生きいきとした地域づくりを行うには、整備された公共施設との資源を活用するとともに、自然・文化・伝統など水源地域内の様々な地域資源を存分に活かして、魅力あふれる交流事業を展開し、来訪者の増加と上下流の相互理解の促進を図るために取り組んでいます。
このような考えに基づき、県と水源地域7町村は、水源地域の住民や観光協会、森林組合等の関係団体とともに、「交流の担い手」、「交流事業」、「交流施設」のトータルな充実を図るための「交流の里づくり」取り組んできたとのこと。水源地域への取り組みの重心が、ダム建設等による水資源開発から、水源地域の保全と活性化へと必然的に移っていくなかで、今後は、いままで以上に、交流の里の魅力を高め、水源地域の人々と都市の人々との相互理解と連携を深めることや、人と人、人と自然が触れ合う自立的な交流の仕組みづくりを工夫することなど、「交流の里づくり」のいっそうのレベルアップが課題となっているとのことです。

以上について、説明を受けた。

神奈川県総合防災センター 1月22日(火)
平時は自然災害や火災などの模擬体験施設等を通じて県民に防災意識の啓発を行うとともに、実際の災害時には県庁に設置される災害対策本部直轄の中央基地として、また災害対策本部が罹災した場合の本部としての機能させることを目的に平成7年に新規設置された施設であります。

宮ヶ瀬ダム 1月23日(水)
神奈川県のほぼ中央を流れる相模川に注ぐ支流の一つ、中津川に国土交通省が、昭和44年のダム計画発表以来、約4000億円の事業費と31年の歳月をかけて建設した多目的ダムで、平成12年12月に竣工し、平成13年4月から本格運用を開始しています。
また、道志川との間に整備した2本の導水路により、相模川本流のダム群と連携した水資源の総合運用を行っています。

(ダムの概要)
ダムの形式:重力式コンクリートダム
貯水池の総貯水容量:2億立方メートル
ダムの目的:洪水調節・維持流量の確保・水道用水・発電
●宮ヶ瀬ダムは、東京、横浜から約50km圏内の相模川水系中津川に位置する首都圏最大級の多目的ダムです。
●ダムは、洪水や渇水時に「地域に役立つ」施設としての機能に加え「人と自然、都市と地域の交流・共存」を基本理念に、丹沢の自然と調和した水と緑のオープンスペースとして湖畔や湖面を提供し、神奈川県の重要な水源地域の活性化・振興にも寄与しています。
●宮ヶ瀬ダムでは、・日本の導水路で相模・城山ダムと連携して水資源を合理的に利用する・我が国有数の大規模重力式コンクリートダムであることから、世界的にも高く評価されているRCD後方を駆使した建設・ダムの総合的な管理設備・自然環境に配慮した様々な対策など、最先端の技術や新たな取り組みが積極的になされています。
●ダムの操作管理は1999年4月から一部運用を開始し、2001年春から本格稼動をしています。

宮ヶ瀬ダム 水とエネルギー館 1月23日(水)
ダム事業を始めとする水資源開発に関する情報提供とその社会的意義を伝える場として、また、ダムにより生み出される水とエネルギー等を学習する場として建設された施設で、館内にはダム建設、水資源開発およびそれらに関連する事業について見て、触れて、体験できる展示施設が整備「水とエネルギー館」されています。

Eメール kensei@i-hongu.jp

お問い合わせ・ご意見はこちら